FaSoLabo 京都代表のご挨拶

食物アレルギーの子どもと保護者と共に歩むことを目的に、このFaSoLabo 京都が任意団体として設立されたのが2005年4月でした。以来、当事者の居場所づくりを念頭に、子どもと保護者が食事の心配をすることなく集って交流できる機会づくり、食事や子育てに関する相談などの保護者への支援、食物アレルギーへの理解を関係者や一般にも拡げる取り組みを中心として、様々な活動を行ってきています。

私自身は、現在は大学で社会福祉教育や研究の仕事に取り組んでいますが、以前は障害者福祉の施設で重い障害をもつ方々やその家族にかかわる仕事をしていました。社会福祉の実践や研究活動を通して、この社会の中で、様々な「生きづらさ」や「生活のしづらさ」を抱えながら生きる人々と、そのような人々にかかわる支援の取り組みについて学んできました。

私が所属する同志社大学の創立者である新島襄は「諸君ヨ 人一人ハ大切ナリ」という言葉を遺しています。本法人が、食物アレルギーの子どもや保護者、ご家族の方々はもちろん、FaSoLabo 京都にかかわる「一人ひとり」が大切にされる場でありたいと思っています。そして、子どもたちが大切にされ、ご家族が安心して暮らしていける地域社会の創造に寄与する法人でありたいと思っています。

皆様のご支援とご協力をよろしくお願いいたします。

FaSoLabo 京都の沿革

2005年4月

任意団体「ぴいちゃんねっと」として設立。
当時の家族会や患者会は、会員制をとるところがほとんどで、会員という限られた範囲にしか情報が届いていないことに疑問を持ち、会員制でない会の形を目指し、スタート。
フリーペーパーのニュースレターを毎月発行し、アレルギーに関する情報発信の事業を行う。

2005年8月

「アレルギーネットワーク京都ぴいちゃんねっと」に改称。
保護者だけの会ではなく、医師・行政・子育て支援者等との横のネットワークの構築を目的とした。
また、家族会・患者会ではなく、「中間支援団体」としての事業・活動を行うことを明確化し、保育園・幼稚園・学校、地域の子育てサークル等での食物アレルギーへの理解を求める。

2008年

NPO法人設立のための準備・説明会を開催。
事業・活動の広がりから、より充実した対応を可能とするためにNPO法人化を決定。

2009年3月

設立総会を経て同年7月24日に「NPO法人アレルギーネットワーク京都ぴいちゃんねっと」となる。

2010年

「アレルギー研修会」「ホットライン」「出版」「コミュニティーカフェ」等の事業を開始する。

2011年4月

体制及び事業見直しを行う。
設立時から保護者目線の子育て支援としての事業活動を行ってきたが、「食物アレルギー」の支援を行う責務から、より一層の医療面での支援が不可欠と判断し体制の一新を行う。

また事業については、主幹事業を、「アレルギー研修会」とし、「コミュニティカフェ」の休止、「出版」事業の中止を決定。
「ホットライン」については、医師との連携を図りながらより充実した事業へと転換するとともに、新たに「災害支援」の事業に取り組むことを決定。

2012年

京都府域で、地域の支援員育成及び親子支援を目的とした「出張アレルギーの学び舎」を開始。
京都府へ「修学旅行生への食物アレルギー対応」の政策提言を行う。
(2013年度より「食物アレルギーの子おこしやすプロジェクト」として予算化)

2013年5月

設立当初からの目標であった、食物アレルギーの子どもと保護者の常設の居場所「食物アレルギーサポートデスク」を開設。

2014年4月

「アレルギー大学(京都)」を誘致。京都会場の事務局を担当。

2014年10月

京都府と一緒に「食物アレルギー支援プラットフォーム」を立ち上げる。
食物アレルギーの子ども・保護者への支援のあり方について京都府(健康対策課・子育て政策課・地域力推進課)・京都市(児童家庭課・保健医療課)と検討を開始。

2015年3月

京都市より地域子育て支援拠点事業「つどいの広場」を受託。
全国初となる食物アレルギーに配慮された地域の子育て広場事業を開始。
現在に至る。

FaSoLabo 京都のめざすところ

FaSoLabo 京都のめざすところ

FaSoLabo 京都の理事メンバー

理事長  空閑浩人

同志社大学 社会学部 社会福祉学科 教授

副理事長 青山 三智子

社会福祉法人 京都府社会福祉事業団 京都府立こども発達支援センター 診療課長
京都府立医科大学附属病院 小児科アレルギー外来 担当医
一般社団法人 日本アレルギー学会専門医


これまで地域機関病院や大学病院でアレルギー児の診療をさせていただいてきました。外来での支援は来ていただいてこそ可能となります。しかし、外来に来ることができず、ご自宅で悩んでおられるご家族の方々も多いのではと思います。今後、FaSoLabo 京都の活動を通して、病院でお会いする機会がなかった皆様への情報発信や連携をはかっていきたいと思っています。

副理事長 上原 久輝

医療法人社団石鎚会 京都田辺中央病院小児科 医長
京都府立医科大学附属病院 小児科アレルギー外来 担当医
一般社団法人 日本アレルギー学会専門医


近年、アレルギー物質の食品表示の義務化や食物経口負荷試験の普及などによって、正しい診断に基づいた必要最小限の食品除去と適切な栄養指導が実践されるようになり、食物アレルギーの子どもやその家族の生活の質が改善されてきています。しかし、まだまだ必要以上に厳格な食品除去や曖昧な指導でお困りになられている事例に出会うことがあります。地域医療を担う立場から、正しい情報を積極的に発信することにより、アレルギー診療の質の向上に貢献していきたいと思います。

理事   鵜川 真悟

京都市保育所 保育士
京パパ堂 事務局長


食物アレルギーについては、まだまだ勉強中ですが、保育士での経験や京パパ堂(パパと子ども向けのイベントの企画・運営)での経験をいかして、親子で楽しめる活動をみなさんと一緒に企画してみたいと考えています。
「こんなことしてみたい」などたくさんのご意見お待ちしています。よろしくお願いします。

理事   小谷 智恵

社会福祉士・京都DWAT登録員
FaSoLabo京都 創設者


FaSoLabo 京都立ち上げ当初は、保護者の立場から支援活動を行ってきました。しかし食物アレルギーという医療面での支援としては、不完全さを感じ、医師の方々にご協力をいただく場面も多くありました。そして今春2011年4月には、医師や金融関係の方を理事に迎え体制・事業を一新し、子育て支援に加え医療支援も行える心強い新体制に移行することができました。これからも、さらに充実した支援を行えるよう尽力していきたいと思います。

理事   元木 啓雄

税理士


食物アレルギーの子どもの親にとって、正しい知識と正確な情報というものが非常に重要であることを、子どもが食物アレルギーであることで身をもって体験してきました。
FaSoLabo 京都での活動を通じて専門家の知識やアレルギーの方々の経験等を多くの方に伝えることができればと考えています。

監事   河合 将生

NPO組織基盤強化コンサルタント office musubime 代表
日本ファンドレイジング協会 関西チャプター 共同代表


「共に学び考える組織」への組織診断・組織基盤強化に2016年からご一緒させていただいてきました。団体や活動の魅力やコツコツと積み上げてこられたことについて話し合ったり、課題について悩んだり検討したり、涙あり笑いありの取組みを共に歩ませていただきました。その間、名称も新しくなり、研究会や提言等に挑戦し、そして新しい体制へと歩みが続いています。監事として引き続き、共に学び考えて、着実な歩みをと思っています。